きずな・友情⑤
雑草という名前の草は無い。
侍従の”入江相政”が、昭和天皇の留守中に庭の草を刈っておいた。なぜ草を刈ったのかと天皇に尋ねられ、褒められると思い「雑草が生い茂っていたのでお刈りしました」と答えた。すると天皇は、「雑草という草はない。どんな植物でもみな名前があって、それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる。人間の一方的な考え方で、これを雑草として決め付けてしまうのはいけない。注意するように。」と諭された。
誰かを愛するということは、その人に幸福になってもらいたいと願う事である。
(1225~1274・イタリア)「神学大全」で知られる神学者。哲学者。カトリックの修道会”ドミニコ会”に属する。
こんなことをしたら嫌われるのではないかと、何もしない男が一番嫌われる。
(1959年4月14日生まれ・大阪府)「面接の達人」などの指南本で有名な作家。俳優でもある。
打ち合わせに5分遅れるということは、その人の「人生の5分」を奪うってことなんだよ。
映画「明日の記憶」より人に魚を一匹与えれば一日の食事になるだろう。人に釣り方を教えれば一生の食事になるだろう。人に宗教を与えれば一匹の魚を願いながら死ぬであろう。
作者不詳弱い自分を見せてください。ひとりでも多くの人に見せてください。そのとき優しく受け止めてくれた人が、あなたの本当の友達です。
水谷修(みずたに おさむ)(1956年生まれ・神奈川県) ”夜回り先生”の名前で有名な児童福祉運動家。教育評論家。少年少女の非行、特に「薬物依存症問題」に尽力している。講演や執筆活動、テレビ出演の他、大学教授も務める。彼の生き様や原作本はドラマ化された。病とも闘っており、2度の胃がん手術を受けている。
頭の悪い人しかいないところでは、頭の良さは何の役にも立たない。
鋭さを面に表して歩いているような男は、才物であっても第二流だ。第一流の人物というのは、少々馬鹿に見える。
(1923~1996・大阪府) 昭和を代表する人気ノンフィクション作家。「梟の城」で直木賞を受賞。作品には「竜馬がゆく」「坂の上の雲」「国盗り物語」等、戦国・幕末・明治を扱った歴史小説が多い。現在の”坂本龍馬”のイメージは、司馬遼太郎の小説が作り出したものである。
出会いは偶然、別れは必然。
作者不詳セトモノとセトモノとぶつかりっこすると、すぐ壊れちゃう。どっちかやわらかければ大丈夫。やわらかい心を持ちましょう。
相田みつを(1924~1991・栃木県) 詩人。書家。若いころは陽の目を見なかったが、60歳の時に出版した詩集「にんげんだもの」で世間に知られるようになる。その後、同詩集はミリオンセラーになり、1996年には相田みつお美術館が開館するが、本人亡き後のことである。シンプルな詩を、独特の書体で書きとめた作品が、人々の心を掴んだ。
われわれを助けてくれるのは、友人の援助そのものというよりは、友人の援助があるという確信である。
エピクロス(紀元前341年~紀元前270年・ギリシャ) 快楽主義などで知られるヘレニズム期の哲学者。 エピクロス派の始祖。
バラの花を与える手には、常にほのかな残り香がただよう。
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