競馬の格言②

馬の能力に差がないレースでは、騎手の腕を買え!

万葉Sなど、抜けた実績の馬がいない長距離のOP競争でも、終わってみれば外国人騎手と横山典と武豊のワンツースリーでしたみたいな結末がよくありますよね。GIは8割がた馬の能力で決まりますが、時には馬より騎手の方が主役になるレースもあるのです。

混戦の時こそ1番人気。

半数の馬が差のない大混戦、そして脚質的にムラのある追い込み馬が押し出された1番人気。当然のように高配当を狙いに行ったら、大外から豪脚を繰り出して1番人気がきっちり勝利。よく見る光景です。

大レースでは外国人騎手に逆らうな!

外国人騎手にジンクスは通用しないという格言もあるように、高い技術力に加えて日本人の騎手にはない縛られない自由な発想を持っているのが強みですね。デムーロやルメールがJRAの所属になったら、日本人の若手騎手が育たなくなるのではないかと心配しています。

G1レースで勝つ騎手は、ある程度決まっている。

JRA平地GIを複数回勝った騎手⇒2014年「蛯名4回、川田2回、岩田2回、横山典2回」・2015年「デムーロ4回、浜中3回、川田2回、横山典2回、戸崎2回」。来年もデムーロ祭りになりそうですね。

ダート短距離は持ち時計がすべて。

ダートの短距離は時計が絶対です。なぜなら、息を入れる間もなく、最初から最後まで全力疾走で出している時計だからです。馬場の条件により時計の補正は必要ですが、芝の時計よりも能力に直結しています。

ダートではハンデの重い実績馬に逆らうな!

①ダート馬は体重が重く馬格がある。②ダートは芝と違い瞬発力があまり求められない。この2点から、多少のハンデ差ではレースに影響しない場合が多いです。49キロや50キロの超軽量でも、それだけでは買い材料にはなりません。

レースの格だけでなく”お釣り”も考えよ!

天皇賞秋⇒ジャパンカップ⇒有馬記念・・・秋の中長距離GI路線ですべて掲示板以内に好走した馬が、AJCCや日経新春杯に出走してくれば、当然人気の中心となるでしょう。しかし、実際は馬群に沈む馬も少なくありません。大舞台で力を出し尽くしてしまい”お釣り”が残っていないからです。

逃げ馬には暗黙のルールがある。

圧倒的1番人気の逃げ馬が後続を引き付けて楽に逃げ切り勝ち。どうして先行馬は競りかけて潰しに行かないのだろう?疑問を抱いたことはありませんか?実はこの人気の逃げ馬を潰すという行為は暗黙のルールで禁止されているのです。1999年の天皇賞春で、1番人気の逃げ馬セイウンスカイに最低人気のサンデーセイラが果敢に絡んでいった結果、セイウンスカイは3着に敗れました。セイウンスカイの馬主はサンデーセイラの菅谷騎手に大激怒したそうです。

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