競馬の格言①
重いハンデは、長距離ではスタミナと瞬発力、短距離ではスピードと瞬発力を殺す。
ハンデは1キロ差で1馬身、長距離ほど大きな影響を受ける(短距離は影響なし)と言われていますが、その理屈は大間違い。短距離でもスピードと瞬発力が殺されるため、上りの速い瞬発力勝負では大きな不利になります。瞬発力が必要とされないダート戦ではハンデが全くレースに影響しない場合もある。ハンデ戦は、長距離では軽量の逃げ馬、短距離では軽量の追い込み馬が穴をあける。
軽量の逃げ馬は騎手に攻めの気持ちを抱かせ、軽量の追い込み馬は普段よりも瞬発力に磨きがかかる。ハンデ戦は、馬場が荒れたときに高配当を狙え!
ハンデ戦は重いハンデの馬を買えという格言もあるほどで、数キロのハンデ差くらいでは下剋上の大波乱を起こすことは困難。下剋上が起こるのは決まって馬場が荒れたときのみ。馬場が荒れたら黙って万馬券を狙いましょう。休み明けの馬の取捨の判断はトラックマンに任せろ!
休み明けの人気馬は切りたくなるものですが、取捨の判断はプロに任せましょう。本当に切るべき状態であれば、印や人気にも影響しているはずです。しっかりと調教量をこなしてない馬は黙って消せ!
調教の動きがいまいち、格下に煽られた、このような調教コメントを読むと切りたくなるものですが、本当に切らなくてはならないほど切迫してる状態は「調教量が足りない」です。さすがにこの場合は明らかに印や人気にも影響が出るでしょう。血統学を追求しても馬券が上手くなるわけではない。
社台グループの偉い方も言っていますが、ディープインパクトもハーツクライもスティゴールドも同じサンデーサイレンスの子供なので、血統的に極端に大きな違いはありません。ディープ産駒だとネームバリューで高く売れるから、優秀な牝馬はみんなディープのとこに行っちゃうだけで、我々が思っているイメージほど種牡馬の能力に差はないのです。高橋研さん曰く「血統というのは100頭と100頭の勝負でどちらの産駒が活躍するかというものであり、個々の比較ではあまり意味を持たない。」相馬眼を語る評論家は信用するな!
一般の競馬ファンに、デビュー前の若駒の(血統情報などは伏せて)調教の様子だけを見せ、どの馬が1番走りそうかアンケートしたら、特定の馬に人気が集まり、しかもその馬は必ず良血の高額馬になります。走る馬は基本的に誰が見ても走る馬なんです。相馬眼というのは草原から連れてきた雑種の馬を戦場で使えるかどうか見抜く能力であって、血の芸術品と呼ばれるサラブレットに相馬眼というのはそもそもおかしな話。相馬眼を語る評論家は自分の発言に優位性を持たせて飯のタネで語ってるだけです。たとえば、人気でコケそうな馬を狙ってイチャモンをつけるとか。同厩舎の2頭出しは人気薄を狙え!
これは、重賞など大レースに限ったほうがいいかもしれません。同厩舎からわざわざ2頭も送り込まれてくるということは、どちらの馬にも勝算があるということ。人気薄の馬の方が勝つと記憶に残りやすいため、このような格言ができたのでしょう。自分が同じレベルと判断した2頭の馬は、必ず人気薄を買え!
実績も差がなく、調子もまずまずで、馬柱を見る限り互角の2頭の馬がいたとします。片方は外国人騎手や厩舎の強気な態度から圧倒的な人気を集めている有名クラブの馬。もう片方は地味な血統とマイナーな馬主名から人気薄。この場合人気薄の方から狙うべきです。馬柱を見る時、最初は馬名や印を隠して見ると意外な発見があったりします。NEXT 競馬の格言②