競馬の格言③

1強レースはヒモ荒れ注意。

圧倒的な1強が2着に人気薄を連れてくるヒモ荒れは、データ的にも証明されています。勝ち馬が強い勝ち方をすることによって、ラップタイムや展開が普段経験しているのと異なる流れになり、他の馬(あるいは騎手も)が戸惑ってしまうのでしょう。それで、マイペースで逃げた人気薄が残ったり、最後方からついていって直線だけ競馬をした人気薄が2着に絡んでくるのだと思います。

2強対決は両雄並び立たず。

両雄が並び立てないのは、単に確率的に難しいということと、人気ほど2強の能力が抜けていないということです。2強崩しで絡んでくる馬は、3番手や伏兵として買い目に入る馬が多いですからね。両雄が並び立たなかったというよりは、終わってみれば1強や3強レースであったという場合が多い。

3強対決は3頭BOXのみ鉄板。

1番人気が単勝1倍台の場合の3強でも、2,3番人気の決着で決まることがよくあります。1番人気が信頼できるのなら1強であって3強ではないですからね。大舞台での3強対決は鉄板レースが多いですが、3頭BOXではじめて鉄板!必ず少額でも3点すべて買っておきたいところです。

4強以上のレースは疑ってかかれ。

2歳戦やクラシックでたまに見られるパターンです。それぞれのトライアルを勝ち上がってきた有力馬がここに終結。どの馬も甲乙つけがたく、4、5頭が4~8倍で並んでいる。全部BOXにすれば確実に当たるんだが。この場合、なぜか他のノーマークの馬が絡んで来て荒れることがよくあります。

夏の連勝馬の勢いは買え!

夏は格より勢い。条件戦を連勝してきた馬が重賞に出てきたら迷わず買い。3歳馬の場合、菊花賞トライアルでの夏の上がり馬は外せない存在です。クラシック上位馬同士の決着よりも、上がり馬が一角を崩す場面の方が多いのが菊花賞トライアルの特徴。

夏は牝馬とセン馬が強い。

夏は牝馬が強いという格言は有名ですが、セン馬(去勢された馬)も強いのです。牝馬は牡馬よりも厳しい環境に対応しやすいという理由もありますが、1番大きいのは牡馬の生殖器の問題。暑いと睾丸の中のタネを守るための防衛本能が働き、レースだけに集中できなくなります。

夏の連闘馬は消し、冬の連闘馬は買い。

冬は体重が絞りにくいため、大型馬が調教代わりにレースを使い、連闘で目標のレースに臨む場合がある。夏の暑い時期は疲労がたまりやすい上に、日程の都合上(滞在競馬の場合)無理して連闘させることもある。

3歳夏の上がり馬は古馬混合戦で見極める。

夏の上がり馬を見極めるうえで重要なポイントは、条件にかかわらず、どれだけ古馬を相手にして勝利しているかです。ラジオNIKKEI賞等の3歳馬同士の重賞の勝ち馬より、条件戦で古馬相手に連戦連勝している馬のほうが菊の本番で期待できます。

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